伝えたいこと

辛い時に行く場所は?どうやって乗り切る?解毒のやり方(1)

ハード系の毒をもった母親と祖母のいる、機能不全家庭で育ちました。
うつ症状で何度も精神科に通い、辛い人生でしたが、10年ほど前に「毒親」という言葉に出会い、学び、取り組み、今は解毒もほとんど終わって幸せに暮らしています。
毒親家庭での受けた毒を抜くこと、自立すること、また「今の苦しさ」から自分を立て直すためには、まず、自分を抱きしめることが大切です。
「自分の気持ちがわからない」「辛い時にどうやって過ごしたらいいか分からない」と言う方に向けて、私の体験や、カウンセリングにお越しになる相談者様にアドバイスして有効だったポイントについて、ご紹介します。

 

私(雨水)の簡単な紹介

・毒親育ち、幼少期に虐待を受けていました。
・大人になってからも毒母との共依存
・毒母と距離老いた矢先毒母は自殺しました。
・過去、30歳頃、35歳過ぎ、40歳の頃にそれぞれうつを発症しました。
・希死念慮に覆われた人生から脱出しました。

プロフィール記事を別に書いておりますので(長文です)、ご興味のある方はそちらをご参照ください。

1.解毒のやり方(1)自分の気持ちをだきしめるとは?

「自分の気持ちを抱きしめる」「自分の気持に正直になる」ということが、カウンセリングで言われたり、関係書籍にも書かれていたりすると思います。

しかし、実際に過去の私がそうだったように、カウンセリングにお越しになる方のほとんどは「自分がどうしたいのかわからない」「自分の気持ちがわからない」「自分て一体なんなのだろう」と仰います。

毒の人が親である場合の機能不全家庭で育つと、判断軸が他人になります。

他人とは、親のことです。常に親の思う通りのことを想像し、行動するようになります。

そうしなければ生きてこれなかったからです。それは仕方のないことです。

ですから、まずは自分軸で判断する前に、自分の気持、自分がどうしたいのか、を観るための準備をする必要があります。

その準備をするために、自分自身を整えてあげられるように過ごす。まずはそこからです。

ゆっくりです。急にはできないかもしれませんが、少しずつ、良かったら試してみてください。

1-1.自分の気持ちをみつめる・だきしめるとは

「自分の気持ちを見つめる・抱きしめる」とは、いったいどんなことでしょうか。

自分の気持のままに動く「自分軸」で行動できるようになるためには、今「他人軸」で判断をしていないか、確認してみましょう。

判断軸がどこにあるかを確認する

・何か行動するときに人の目がきになる
・一般常識(といわれるもの)を優先する
・自分が嫌な事でも断れない
(断ったら相手に悪いと思ってしまう)
・自分が大変な時でも、人のために何かしてしまう
・体調が悪くても会社や学校を休むことに抵抗がある
(極端な場合は、有休を使ったことがない/使うのに抵抗がある)
・身近な人が怒っていると、自分のせいではないかと思ってしまう
・場の空気が悪いと感じると、どうにかして盛り上げようとしてしまう

一見すると、常識的で優しい人のようです。実際にその通りなのですが、ポイントは「自分がどんなに苦しくても」常識や周りの人の気持ちを優先してしまう、と言う点にあります。これが他人軸です。

小さな頃からそうして生きてきたため、それが当たり前になっています。自分の気持を優先していいのは、周りがうまくいっている時だけ。

そんな風に過ごしていたら、自分の気持ちを優先することが苦手になります。できなくなります。当然です。

でもそれは悪いことではありません。どうか、これから、少しずつ「自分の気持に向き合う」練習をしてみてください。

そして、その前に、自分の気持に向き合うための準備運動のやり方をご紹介するので、参考にしてみてください。

「自分の気持ちを見つめる・抱きしめるということ」は、「自分軸」で行動できるようになるためにとても大切な事。

「自分の気持ちを見つめる・抱きしめるというkと」は、自分の心を優先してあげる。自分自身が感じている感情に気づいて、認め、受け止めてあげることです。

1-2.外部情報を遮断して一人になる時間と空間を手に入れる

外部情報を遮断してください。

毒の人(家庭内・職場・学校・サークル・ご近所付き合い)との距離をとること。

それらの人がいない環境に身を置くことが重要です。

どうしても一緒に過ごさなくてはいけない場合(同居・職場・学校で顔を合わせる)は、毒の人の気配が感じられない場所で過ごす時間を必ず確保してください。

自分を癒す、守る、大切にする」と心に決めて実行しようとしているのに、解毒をしていくそばから毒を盛られていては、できるものもできなくなります。

毒の人との距離を、物理的にとること。そして、可能な限り、一人でその時間をすごすことが大切です。

 

 

2.一人になれる「時間」よりも「空間」が大切

一人になる時間をつくりましょう。

そういわれても、寂しかったり、辛かったりすると、人と過ごす時間をとりがちだったり、自分が一人になりたくても誘われると断れなかったりして、一人の時間を作るのが苦手な人がいます。

そして、一人の時間の定義も、知り合いと一緒に過ごさない「時間」であればいいのかなと、人のいる場所で過ごす人もいます。

一人で過ごす時間、と表現されてしまうのである意味「一人で喫茶店で過ごす」などの行為は正しいのですが、できれば「一人の空間」で過ごすことの方が有効だったりします。

日常生活をしていて、「まったく人のいない空間」で過ごすのは難しいことかもしれませんが、意識して行動してみると、効果がある場合が多いですので是非試してみてください。

 

2-1.一人で過ごす「時間」が重要

一人で過ごす時間が重要なのは、辛い時に新しい「辛くなりそうな種」を増やさないためです。

人と過ごしていると、毒親育ちの人は、つい相手のことを優先してしまいます。

それが、あなたの大切な人であって、共にいて心地よい関係であったとしても、それでも、自分だけのことを考えて行動することができない、という状況に変わりはありません。

そして、あなたが共にいて心地よい関係の人だけで、世の中が構成されているわけではないので、どうしても人と過ごしていると、自分を最優先して過ごす時間というものを得るのが難しくなります。

1週間に2時間だけでも、例えば、自分だけの時間。自分自身の為だけに過ごす時間を持ち、自分の気持に寄り添う時間を過ごすことをお勧めします。

その時間には、できれば趣味や勉強など、たとえ自分が楽しんでやっていることであっても、お休みすることをお勧めします。

何もしないで、ぼーっとする時間。その時間を、一人で過ごすことが重要です。

 

2-2.一人になれる「空間」が重要

一人になれる空間が重要です。

まったく人のいない空間というのは難しいかもしれません。

日常であれば仕事や学校がありますし、人との関わりを断とうとすると、現代日の日常生活を送りながらは難しいかもしれません。

その場合は、顔見知りのいない環境、例えばお昼休みに同僚とランチに行くのではなく、一人で近くの公園でお弁当を食べるとか、自宅に帰る前に隣町の喫茶店で1時間過ごすなど。話をしなくていい環境。できるだけ普段過ごしている環境と別の場所に身を置いてみてください。

可能であれば、早朝の散歩などもお勧めです。

一人に慣れる空間は、新しい情報が少なく、新しい思考が人といる時に生まれにくいです。

新しい思考が少なければ、「べき」という強い怒りの感情の元になる考えが生まれにくくなります。

自分のアタマの中、気持ちの整理をするには、一人の空間で過ごすということが重要です。

 

2-3.新しい外部情報が入ってこない環境で時間を過ごすことが大切

新しい外部情報が入ってこななくて、一人で過ごせる場所をつくってみてください。

たとえ知り合いがいなかったとしても、家族連れや恋人同士に見える人達、仲間同士で散策している人たちが視界に入るだけで、余計な感情や思考が生まれてしまう事があります。ですので、できるだけ、辛い気持ちの元になる人間関係を連想する場所から遠ざかるような場所で過ごすことをお勧めします。

3.おすすめの場所

 

3-1.人の少ない公園や森林、河川敷などの広い空間

早朝の公園や森林、河川敷など、がお勧めです。森林や公的な大きな公園などであれば、人がまばらですのでお勧めです。

体調がすぐれなくてあまり外に出られない時には、無理に外出をする必要はありませんが、例えば早朝のゴミ出しの時に、少しだけ近くの公園まで足を延ばしてみるなどもお勧めです。

私の相談室にお越しになる方は、ごみの日に早朝近所を散歩すると気持ちが良いと言って実践したところ、散歩ができたときは普段よりは気分良く過ごせるとおっしゃっていました。

3-2.人の少ない図書館や美術館・博物館

図書館や美術館・博物館もお勧めです。

人はいますが、会話をする場所ではないことと、来館する人は目的があって来館しているので、貴方のことを気にかける人はいません。

人の目を気にすることなく、静かな環境で過ごすことができる場所ですのでお勧めです。

ただし、人気の展示や企画などをしているような場所は避け、小さな美術館や図書館がお勧めです。

3-3.神社仏閣や教会

私は無宗教ですが、神社仏閣や教会にも足を運びます。

教会などは平日開放しているところが多いです。

牧師さんや神父さんなどが話しかけてくることもなく、ただ礼拝堂で静かに座ってぼーっとすることもできます。

神社仏閣や日本庭園も静かで落ち着きます。こちらも、一般的には解放されていますので散歩ついでにゆっくり散策すると気分がリフレッシュします。

3-4.知らない街の散策や小旅行

自分の家が落ち着かない人は、思い切って日帰りで会ったり1泊の小旅行もお勧めです。

知らない街にふらりと訪れて、街並みを眺めながら散策してみたり、海を眺めに行くのも良いでしょう。

ポイントは、いったことがない場所です。知らない街を歩くことは普段と違う気分になることができますし、日常から自分を解放してあげることができます。

まとめ

自分がいっぱいいっぱいになってしまうほど辛い時。また、本当は辛いのに「まだまだ頑張らないとだめだ」と思ってしまう人は、もともと頑張り屋さんです。

自分に厳しいのも共通する特徴です。

そういった人は、いつも人のために動いてしまっています。

人のいない場所に身を置くこと。自分を知っている人のいない場所ですごすこと。

そういった時間を少しずつ取り入れ、自分自身と向き合う時間をとるようにすると、本当は辛い。本当はもっと〇〇したかったのに。と、自分の気持に気づくことができるようになります。

他人軸で行動してしまうのではなく、自分がこうしたい、といった自分軸で行動できるようになるには、まず自分で自分を休めてあげる練習から始めるとよいと思います。

ご紹介した場所や過ごし方から、ご自身に合うものを見つけて頂けたら幸いです。

苦しかったころ、子供のために買った絵本ですが、救われました。

ABOUT ME
usui
毒親・機能不全の家庭で育ちました。 母との関係を清算しようと対峙した結果、母は自死しました。 何年もかかりましたが、毒家族との関係を断ち、今では幸せに暮らしています。 鬱やAC、共依存、毒親、精神疾患に苦しむ方やそのご家族のお役に立てることがあれば。思ったことや経験談をシェアしていきます。