あなたへ

やさしいあなたへ

共依存家庭で育った
優しいあなたへ

どうか
苦しまないでください

家族の苦しみは
その家族のものであり

あなたが背負うものでは
無いのです

毒の人や
機能不全家庭からの
距離を置いた後も

優しいあなたは
あなたの大切な人のために
つい
できることはないかと
探してしまいがちです

あなたの大切な人が苦しい時
胸を痛めることがあるでしょう

それでも
覚えていて欲しいことがあります

あなたの大切な人の苦しみも
その人のものである

ということを

どうか
あなたの大切な人の苦しみを
そのままにしていて
良い事という事を
知っておいてださい

寄り添い
そばにいてあげる事
そうしたければ
しても良い

ただ
あなたが共感し
同調しすぎる事で
新たな共依存を生んでしまう事になると
心に留めおいてください

あなたは
優しすぎるから

あなたは
頑張りすぎるから

どうか距離をとることを
心がけてください

あなたをあなたが守る
あなたを守れるように
私は応援しています

見守ることが
本当の愛情であることを
体現し

あなたとあなたの大切な人を
愛情でつつむということを
体現してください

人の苦しみを
あなたが背負い込むことが
なくなりますように

今日も生きていてくれて
ありがとうございます

優しすぎるあなたへ
届きますように…

20200615 以下のつぶやき

を加筆


 

相談を頂いている方からのメールでふと、伝えたい。残しておきたいと思ったことをつぶやきました。

「家族の苦しみを背負う」「家族のために生きてしまう」ということについて。

「好きな人の苦しみを背負う」「好きな人のために生きてしまう」ということについて、です。

また、このブログを書いている私のプロフィールは別記事にありますので、よろしければご参照ください(長文です)。
https://utacu.com/9-2/

人のために生きるようになってしまう仕組み

毒親がいるような機能不全家庭で育つと、自分の気持よりも相手の気持ちを。自分のことよりも相手のことを、優先してしまうようになります。

相手の気持ちを考えることや、大切な人や家族のことを想うことは決して悪いことではないのですが、機能不全家庭であったり毒親育ちで会ったりする場合は、その度合いが過剰であるということろに問題があります。

社会人になってからもその思考は根付いており、ともすれば強固になる。

機能不全家庭で培われてきた「自分をないがしろにしてでも人のために尽くす」ということを、無自覚に当たり前のこととして生活するようになるので、次第に心がむしばまれて行きます。

そして、自分自身が疲弊しているのにもかかわらず、もっとできるはずだ。もっとがんばらないと。もっと人のために。とさらに自分自身を追い込んでしまい、到底できない課題を自分自身に課しているにもかかわらず、繰り返し繰り返し、それが行き過ぎると自分自身を削っていってしまった結果、心が崩壊します。

家族や大切な人の苦しみを、自分のモノにしてしまう優しい人へ

人のモノは人のモノである自分のモノは自分のモノである

自分の幸せは自分の幸せで

人の幸せは人の幸せである

 

ということがまず大前提であるということを、しっかりと心に刻んでください。

あなたのことを本当に思っている「健全な愛情と距離感」の人は、あなたの幸せを祝福してくれますが、過剰な表現はしません。

あなたのことを、「支配・操作しようとしている人」は、あなたの幸せに過剰に反応します。

始めは分からないかもしれません。それでも、どうか「自分の感情」と「他者の感情」は別のモノであることを、心に留め置いて下さい。

 

愛情と共依存をはき違えないこと

大切な人が苦しんでいると、胸が痛みます。

共依存家庭に育ってしまうと、家族の苦しみを共に背負うことが「家族愛」であると教えられます。

本来、「愛情」とは苦しい感情とは別物であるはずなのに、「喜びも悲しみも分かち合うのが家族である」という考え方をベースに、「家族が苦しんでいるときは同じように苦しむべき」「家族の喜びも同じようの喜ぶべき」という誤った考え方が、共依存の機能不全家庭では子供に教え込まれます。

喜びを分かち合うのは、大切な家族が嬉しそうにしているときに、愛情がそこにあれば自然と喜ぶことができます。

そして、愛情にあふれた家庭であれば、家族の喜びであっても、共感できない事柄であれば、同じように共感することはなくとも、嬉しそうな家族を見て「良かったね」と思えますし、自然とそれが言葉になります

反対に、共依存関係の誤った教え(洗脳)がなされていると、ともすれば「本人よりももっと深く共感し、喜ぶ」ということが良しとされ、自分自身の感情や感性をおざなりに、「相手の思う事は何か」と他人軸での判断を差し込み、その判断によって自分自身もあたかにそのように心から感じているとふるまうようになります。そうしたことが繰り返され、自分自身の本当の感情であったり、幸せや苦しみについて、見つめることができなくなります。

愛情と共依存は異なります。

愛情と共依存をはき違えたまま大人になると、いつしか、自分と他者との境界線が分からなくなります。

 

共感すること・胸を痛めることは悪いことではない

身近に苦しそうにしている人がいればかわいそうに思うこともあります。

それが大切な人であったり家族であれば、胸を痛めるのは普通のことです。

しかし、共依存関係や機能不全家庭で育った人は、苦しんでいる人のその苦しみは、その人本人のものであるということを自覚できずに、自分がまるで当人のように苦しんでしまう傾向にあります。また、毒親からの洗脳が強ければ、「つらい思いをしている本人の辛さを、代わりに肩代わりするべき」などと間違った思考を受け付けられます。

大切な人のことを想うこと。

家族のことを大切に思う事。

それ自体は悪いことではありません。

しかし、必要以上に、過剰なまでに共感し、同調してしまい、あなた自身が本人よりも苦しむことはないのです。

 

また、毒親家庭からの自立や、共依存関係からの脱却を決意したばかりの場合も、まだうまく自分と人との境界線を引くことができないため、今度は「機能不全の家族に対して、共感してはならない。共感する自分はダメな人間だ」とか、「共依存関係の相手に対して、心を砕くことはダメな事だ。」などと自分を責めてしまう場合がありますが、それも必要のないことです

大切に思う人や身近な人が苦しんでいる時に、胸が痛むのは普通のこと。愛情からくるものだ。そう理解してそれ以上でもそれ以下でもない、と自分に言い聞かせ、自分自身を肯定してあげればよいのです。

その上で、心で寄り添い、見守ってあげたらよいのです。

 

他者と自分の境界線を引く練習をする・自分を責めない

他者と自分の境界線を引く練習をしましょう。

人が苦しんでいるときはそっと見守れば良いということを、心に留め置くとよいでしょう。

そして、自分を責めないように心がけましょう。

共依存関係になりやすい人は、幼い頃の親や身近な人間との関わりに原因がある人が多いです。

決してあなたのせいではありません。

ですので、自分を肯定してあげる。辛そうな人の心の中を想像しても、その辛さを自分のものにしない。境界線を引き、自分を守ってあげてください

他者の感情に共感し、同調してしまうのは長年そうして生きてきたからです。

急に変えることはむつかしいかもしれませんが、あなたが苦しくなってまで、共に背負う必要はないですし、それは相手の成長を妨げる行為にもなります。ただそっと見守るだけで十分です。

ずっと人のことばかり考えて、人のために生きてきたからの「共依存体質」。

優しいあなたへ。どうか、これからは他者へ向けられて過ぎていた愛情や優しさを、ほんの少しだけでも、ご自身の為に向けてあげてください。

おわりに…(優しすぎるあなたへ)

今お受けしているカウンセリングにいらっしゃる方からの質問から、この記事を書くことにしました。

その方は、とても真面目でやさしく、いつも人のために自分を抑えながら、常に笑顔で過ごしていました。

そして、普段生活している環境の中に、毒を持つ人が出現し、その毒の人との関係で心が悲鳴を上げました。

一生懸命に、自分で自分の人生を生きる。自分を守ると、心に決めて、カウンセリングを受けに来ています。

少しずつ自分の愛し方や、辛くなってしまった経緯や原因を紐解いている中で、家族との距離の取り方への課題をご自身で見つけました。

その方の悩みをヒントに、私(雨水)自身も昔そうだったことを思い出し、その方へ向けて、かつての自分へ向けて、その方やかつての自分のような思いをしている方に向けて届けたいと思い、この記事を書きました。

 

優しすぎるのは、悪いことではない。

優しいことは、素晴らしいこと。

でも、自分の心を削ってまでする必要は、ないのだということを知ってほしい。

頑張ってきた自分自身を褒めてあげてほしい。愛してあげてほしい。

もうずっと、頑張ってきたのですから。

もうずっと、自分自身にそそぐべき愛情さえも、人に分け与え続けてきたのだから。

 

この記事を最後まで読んでくださりありがとうございました。

そして、この記事を読んでくださっているという事は、生きていてくださっているということ。

心から申し上げます。

生きていてくださって、ありがとうございます。

あなたが「生きていてよかった」とご自身で思えるようになるまで、

あなたが「生きてきた自分にありがとう」と言える日が来るまで、私はこのブログとツイッターで伝え続けていけたらと思っています。

 

もう一度書きます。

生きていてくださって、本当にありがとうございます。

 

最後に、私が苦しかったころ、まだ毒家庭に身を置いていた頃に手に取り、涙を流した絵本があります。

毒が抜けると、ただの可愛い絵本です。

解毒に役立てば。ご参考までに。

 

 

ABOUT ME
usui
毒親・機能不全の家庭で育ちました。 母との関係を清算しようと対峙した結果、母は自死しました。 何年もかかりましたが、毒家族との関係を断ち、今では幸せに暮らしています。 鬱やAC、共依存、毒親、精神疾患に苦しむ方やそのご家族のお役に立てることがあれば。思ったことや経験談をシェアしていきます。